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ハル・イン・チロル Hall in Tirol
標高: 574m 人口: 12,500人 中世の町ハルは、インスブルックから東へ約10kmのところにあります。町の正式名称はソルバード・ハルSolbad Hall。昔はイン川の水運の用地として、また豊富な岩塩(ハルの名前はギリシャ語の「ハリス」=「塩」に由来しています)の産地としてイン川の河川交易の重要な市場へと発展、1303年には早くも都市権を獲得しています。14世紀初頭にイン川のほとりに建てられたハーゼック城Burg Haseggは、ハプスブルク家のマクシミリアン1世が結婚式を挙げたところとして知られ、現在でも多くの観光客が訪れています。城内の塔ではかつて銀貨が鋳造されていました。1477年、造幣所が南チロルのメラノからハルへ移され、経済センターとしての地位が確立しました。ここで鋳造された当時世界最大級の銀貨「ターラー」は今日のドル(ダラー)の先駆とされています。 現在、このミュンツエントゥルム Muenzenturmは博物館となっており、入り口で記念コインを作ることができます。町の中心の広場(Oberer Stadtplatz)には、後期ゴシックとバロックがみごとに調和した内装をもつ教区教会Pfarrkirche、マリア像の立っている噴水、市庁舎Rathaus、塩坑博物館Salzbergbaumuseumがあります。また、坂道(Langer Graben)の途中にある小路(Eugenstrasse)を歩いていくと、チロルでいちばん古いルネッサンス教会、シュティフト教会Stiftkirche、そして赤い塔のイエスイーテン教会Jesuitenkircheがあります。 町は中世の風情を色濃く残し、ヨーロッパらしい石畳の道、狭くて急な石段が旅情を誘います。 |
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